ふと思ったこと。

きょうで11月の終わります。明日からは、12月で一年の振り返りをするようになります。いい一年だったとなるように、最後の月はより毎日をたのしく過ごしていきたいなと思います。

わたしは、個人のお仕事としてクラニオセイクラルセラピー(お手当て)をさせてもらっています。夜勤でお仕事の時に、担当になった産婦さんにもこっそりお手当てをさせてもらっています。産婦さんの体に触れているとだんだん緩んでいって、産婦さんがリラックス状態になっていくのがわかります。そして赤ちゃんが動き出したりします。産婦さんと赤ちゃんとに寄り添わせてもらってる感じがします。ふたりが寄り添っているところに、わたしも仲間に入れてもらっているような、やさしい、ふわふわと心地いい感覚です。そうなってくると今度はお産がぐっと進んでくるようになります。促進剤を使っているけれど、進行がなかなかみられなかったときにもぐっと進んだということが何度かありました。リラックス出来たことで、産婦さんの力を引き出すことにつながるのだろうなぁと思います。

先日、疲れた顔をしたお友だちの肩や頭に手が伸びました。少しの時間でしたが、お手当てをさせてもらいました。触れていない足元にだるさを感じると教えてくれました。触れているとだんだん体のリズムを感じるようになります。そしてお友だちとわたしが一体化したような不思議な感じがします。先にも書いたように、お手当てをさせてもらっている方との不思議で心地いい感覚と空間がありました。「やっぱりこうして、わたしはお手当てをしていきたいんだ。」と思いました。

日ごろ忙しくしていると、なかなか自分自身の体や心の状態に目を向けられることは少ないのではないかと思います。リラックスすると自分自身のことをみつめてみたりします。そうすると自分の体や心のことなどでいろんな気づきが出てくると思います。わたしは、これからも妊婦さんや産後のおかあさん、赤ちゃんをはじめいろいろな方のお手当てをさせてもらおうと思います。多くの方に、この不思議な感覚を体験してもらったり、自分自身をみつめる機会につながればと思います。

お手当てをさせてもらったお友だちは、「眠たくなってきた、今夜はよく眠れそう。」と言ってくれました。おうちに帰って、その日はよく眠れたようです。そして、お手当てをさせてもらったわたしもよく眠りました。お手当ては、不思議でおもしろいです。

お手当てと母乳育児相談

昨日、生後25日目のおかあさんと赤ちゃんのところに行ってきました。

初産婦さんのおかあさんで、一ヶ月健診までまだ10日ほどあるということでした。赤ちゃんの体重の増えはだいじょうぶなのか、母乳は足りているのかという不安があるとのことでした。里帰り中でもあり、自宅に戻ってからの不安もあるようでした。お話を伺いながら、赤ちゃんの体重を計測させていただきました。ほぼ母乳だけで順調に体重は増えており、おかあさんもほっとされていたようでした。また自宅に戻ってからの生活が、楽しみよりも不安が大きかったそうですが、前向きな気持ちになれたという言葉もいただきました。

お話をさせていただいたあとにお手当てをさせてもらいました。まずは赤ちゃんから。くるまれて気持ち良さそうに寝ているところにそっと手をあてます。触れられて目を覚ますことなく、眠っていました。触れている手には、波のような動きが感じられて、おなかが動いている音がしました。そしておかあさんにも40分弱ほどお手当てをさせてもらいました。特にからだの不調はないとのことでしたが、腰のあたりを中心にさせていただきました。途中目を覚ましていたこともありましたが、からだの中での動きを感じるようになってきたなぁと思ったあたりでまた眠りに入っていました。赤ちゃんもおかあさんのリッラクスをして、おやすみしているとても静かな空間でした。おかあさんが眠りに入って少したったころ、泣いて起きはしないけれどもぞもぞ動きをはじめた赤ちゃんに、再度お手当てをしました。そしてまたそのまま静かに眠りに入っていました。

リラックスをしておかあさんも赤ちゃんのいっしょに眠っている静かな空間がとてもいいなぁと思います。そばにいて、わたしも眠たくなってしますようなそんなやさしい空間です。

お手当てをさせていただいたおかあさんから、感想をいただきました!とてもうれしいことを書いてくださいました。了承をいただいたので紹介させていただきます。

 

「めぐみさんの手からじんわり温かさを感じ、気持ちも身体もほぐれて、半分眠っていました。『手当て』という言葉から、傷の手当てのように『良くないところを治療する、治す』ような施術なのかなとイメージをしていましたが、心への施術だと感じました。(もちろん、身体的な不調がある方には、その改善効果もあるのだと思いますが、今のわたしは不調を感じるところがなかったので、特に心への施術だと感じたのだと思います。)   産後慌ただしく、また心配や不安を抱えた日々を送っていましたが、フッと気持ちをリセットする事が出来ました。 また子どもへのお手当ても、子どもがリラックスしているのがよくわかりましたし、それを見ているわたしにも癒し効果がありました。  手を当てることにこんなにもパワーと癒しがあるのかと、とても驚きました。自分でも子どもとのコミュニケーションの一つとして取り入れたいなと思いました。」

 

いただいた感想を読ませてもらって、飛び上がるほどうれしかったです!Tさん、本当にどうもありがとうございました!!

これからもいろんなおかあさんや赤ちゃん、おんなの人たちに、お手当てを通してほっとしてもらえたり、からだも緩めて不調が改善していくようにお手伝いをさせてもらえたらと思います。

お手当てに関して何か確認してみたいことなどあれば、お気軽にお問い合わせください。

lier33788@gmail.com

 

クラニオ=お手当てをここのところよくさせてもらっています。

夜勤の仕事中、産婦さんによく触れています。もちろん赤ちゃんにも。

産婦さんたち、みんな陣痛の合間に眠るようになります。そばに付き添っていた家族が驚きます。陣痛の間隔が空いてきます。その分、産婦さんたちは眠ります。でもそばでみていると、確実にお産が進んで行きます。。

分娩停止と診断がついてしまうのではないかと送られた方でしたが、ちゃんと赤ちゃんのいいタイミングで出てきてくれました。

本当にふしぎだなぁと思います。きょうは、そういうお産に立ち会わせてもらった夜勤明けでした。

夜勤の休憩中に、ぼんやりと思いました。

わたしは、中学2年生の夏休みに腎盂腎炎と夏風邪を立て続けに罹ってしまったことがありました。長らく高熱が続いていたこともあって、おかあさんに連れられて行った病院で順番を待っているのがとても辛かった。辛くて、おかあさんにくたぁともたれて目を閉じていると、おかあさんが背中をさすってくれたんです。その時のおかあさんの手がとってもやさしくて、気持ちがよくて、よりくたぁとおかあさんにもたれ掛かりました。安心感があって、「あぁ、もうだいじょうぶ。おかあさん。」とすっかり甘えていたと思います。

この時のことを思い出して、赤ちゃんの時におかあさんにたくさん背中をさすってもらったり、ぎゅーっとはぐをしてもらったりしました。その時に触れられた手の感覚というのは、ずっと忘れずにあるものなのではないかなと思いました。

大きくなって、おかあさんに触れてもらう機会はそうそうないけれど、でも人にそっと触れてもらうことでほっと安心出来たり、力を抜くことが出来たりするのは、やっぱりおかあさんや自分のまわりの人に大切に抱きしめてもらったり触れてもらってきたからなのだろうなぁ。

手はすごい。

手が大きいね〜!と言われて、はずかしく思ったりしていたけれど、自分の手がよりすきになってきました。